2010/03/27

brown eyes


ども、こんにちは。
めっきり暖かくなり、そして時にイジメのような寒さが襲う今日この頃。
すっかり春めいてますね。
切ない気持ちや、新しい出会い・発見・感情・愛情、薄着の女子に心ときめきますね。

『芸能人 原紗央莉 brown eyes』。
そんな中、この作品を天気の悪い寒い日に、自宅で鑑賞しました。

これは、私の崇拝していSODさんより発売しているDVDです。

これは、原紗央莉さん(ドイツと日本のクオーター)が、おじいちゃんの故郷であるドイツに初めて自分のルーツを、AV監督と一緒に、探しにいくドキュメンタリー作品です。
タイトルも、原紗央莉さんの目が茶色であることから付けられています。

まさに胸ときめく内容となっております。
監督は、カンパニー松尾氏。
これまた、私の崇拝しております監督様です。

・二人っきりで過ごす時間が長時間で起こるマジック
・若い女の子の、結構なんでも喋っちゃう(仕事だとしても)、ガードの甘さ

作品の中で、この2点の相乗効果がかなーりいい雰囲気を出しております。
見ていて、切なくはならないのですが、
なんか一人の女の子の素顔を見れて、微笑んでスッキリする作品です。
ドキュメンタリーとして、見応えがあると思いました。
作中の音楽もシャレたUKロックという感じで、
いい空気を醸し出してます。

ぜひ映画といっしょに、ツタヤでレンタルしてみてください。
または買ってね。
女子と出会いたい春におすすめ!

★5つ

onodenn

2010/03/23

東京事変 - スポーツ



















はい、光子です。正直このブログで紹介するもの恐れ多い椎名林檎さん率いる東京事変さんのアルバムです。

まぁ私がここで紹介するのもおこがましいというのは百も承知なんですが、はっきり言って今回の『スポーツ』は傑作なんですね。その前作『娯楽』の時には色んな要素があり過ぎて曲として聞き難いと正直苦手な作品だったという感想でした。なんかマニアックで小賢しいなぁって。

ただ昨年でました椎名林檎さんのソロでは椎名さんのボーカル面の素晴らしさがさらに進化した一枚でもありまして、楽曲それぞれカラーは違うもののボーカル力でアルバム一枚をまとめ上げる、ボーカリストとしての存在感には脱帽ものでございました。

そして今作ですが、『娯楽』の時の雑多な感じは変わらないのですが、そんな雑多な楽曲に色んな表情でのせる椎名さんの歌声(コーラス含む)がとても魅力的で曲の良さ引き出しているんですね。昨年のソロ作以上に一曲、一曲、違った歌声の表情を見せてくれるこのアルバムは「椎名林檎さんの関わったアルバムで一番魅力的なんじゃないか?」と思うくらいの作品なのです。例えばですが、何故かこのアルバムに収録されている名曲『閃光少女』もこのアルバムでの椎名林檎さんのボーカルと較べると若干物足りない気もします。いやむしろ今回が凄まじいのです!!

さて今回誰もが名曲と呼ばれるシングル曲『能動的三分間』という曲では椎名林檎さんの艶かしいボーカルに加え男性メンバーによるコーラス、さらに日本的なファンクミュージック解釈の楽曲によって非常にエロティックな一曲に仕上がっているんですね。

ここで光子、気づいてしまったのですが、


これ、男女のSEXそのもんじゃん!!うがー!!!

事変の男性陣コーラスも喘いでいるようにしか聞こえまへん!!



余りにも肉体的かつ官能的で刹那さが残る一曲。
まさにこの曲を表すのならSEX以外なんといいましょう!!


いいか、よく聞けよ!10代男子!!
『スポーツ』って『SEX』って意味だぞ!!




さて話はかなり脱線しますが、光子の中でこんなエロティック曲はLL COOL Jさん feat Leshaun『Doin' it』以来です。かなり脱線しますが念のためPV載せておきます。



どーでもいいかもしれませんがこの曲のサビの

「ズーンイント、ズーイント、ズーインラー」
が強烈!!

またPVでのLL COOL Jさんが終始鼻の穴が開きっぱなしのほくほく顔なんですよね。
まぁPVだけみると「俺はあんないい女とテレホンセックスしているぜ!」というバカ丸出しソングに見えなくもないのですが・・・。


さて話は戻りまして楽曲面に関しても今回も変な曲が多いというか例えば2曲目の『電波通信』なんかはパッと聞き80'sリバイバル的なエレクトロパンクにも聞こえるのですが、光子的にはアニソンにように聞こえたり、最後の曲なんかは「サイケデリックロックかよ!」と思わずひっくり返ったりもしました。しかもこの何処にも聞いたことがない楽曲のアレンジってまさにJ-POP的なのかとも思いました。

そんな変わった楽曲が多い中、アルバムの流れがなかなか秀逸でしてちょっと変わった曲が続きますと落ち着いたナンバーでこちら側を和ませてくれるのです。i podで好きな一曲だけ聞ければいいという時代の中(私だけかもしれませんが)、アルバムで聴かせるバンドというのもなかなか希有な存在のように思えます。

という事であまりにもパーフェクトな作品でありますし、
「ちょっと出来過ぎだぞ!」と思いつつこんだけ表情豊かな歌声を聞かせてくれるのであれば東京事変でもソロでもどちらでもいいので、是非全編ミュージカル調のアルバムを聞いてみたいものです。因みに私の一番好きな椎名林檎さんの曲はお兄様との『この世の限り』だったりするものでお二人でのユニットも聞いてみたいと思う今日この頃です。
ぁ椎名林檎ファンは一切望んでいないと思いますけどね(泣)

星、5つ
★★★★★

2010/03/17

Lone - Ecstasy and Friends



















光子です。今回、紹介するのはLONEさんの「 Ecstasy and Friends」というアルバムです。

以下、ニュートーンレコードさんからの紹介文です。

WERK DISCSやDEALMAKER等のUKのブレイクビーツの新しい動きのキーとなるレーベルからリリースし、WARPからのBIBIOのリミックスや GILLESにもフックされた注目の才能LONEのニューアルバム。FLYING LOTUSやHUDSON MOHAWK, FLOATING POINTSといったエレクトリックなブレイクビーツ新世代の中でも相当抜けたサウンド。捻れきった美しい世界観を披露してます。間違いなく次世代を担う才能。

http://www.newtone-records.com/index2.php?id=n_t0040115


はい、今回紹介しますLONEさん、全くもって存じ上げてなかったのですが、
たまたま新宿のタワーレコードさんに寄った際に地味にプッシュしてまして
なんとなく視聴したというのが今回紹介する経緯でございます。

ニュートーンレコードさんの説明にあるようにFLYING LOTUSさんのようなスネアとかハットとかが若干もたれて聞こえてくるような感じや、
昨年『チョ〜イケイケなブレイクビーツ』で光子のハートを鷲掴みしてくれましたHUDSON MOHAWKさんのようなアグレッシブなビート
またはネットをみてますとーズオブカナダさんのようなメラコリックなビート・・というかバレアリック感はある意味、今のトレンドと普遍的な良さをギッチリ詰め込んだアルバムだと思います。

ただ光子のようなギターすらも弾いた事がない、
DTM等の音楽制作もやった事がない人間にとってこれ以上、深くまたは音楽的にこのアルバムについて語れないというが残念だったりもします。
因みに学校の音楽の成績で3以上をとった事がありません!!

但し、光子的には今作のインパクトはなんて言っても見た目の

「ジャケのダサさ」と「LONE」というネーミングのインパクトの無さ!!!

なんですね。

初めてタワーレコードさんでジャケを手に取って「2010年でこのジャケのセンス!!」と、思わず苦笑い・・。
そして今日この日を逃したら絶対に出会う事はない地味なアーティスト名

「このジャケからこんな格好いい音楽が生まれてるとは!」と興奮。
「音楽を聞くという行為の一つの醍醐味なのではないか!」とさらに興奮。

というわけで今回、インターネットを通じて細々と世界の方々に向けて
「お勧めっす!みんな聞いてね!」という宿命に駆り立てた次第でございます。


まっ!あんま届かないけどね!!
期待すんなよ、LONE
!!!!


さて憶測ですが制作にあたって同じ機材を使っているようでして
基本、同じような音がアルバムで結構使いまわしされています。
2曲目と3曲目の流れなんて「また同じ曲の続きか?」とi podを睨みつけてしまいました。
またLONEさん、テクがないのか潔いのか分かりませんが基本どの曲も一本調子で突き進んでいく感じなんですね。
但し、この無骨な感じがまさにHIPHOP的なビートアプローチでして
光子的には理屈を抜きに「ちょーあがる!」ですよね〜。

正直、まだまだこんなもんじゃないだろうと思うLONEさんではありますが、
この勢いのまま突き進んで欲しいです。

逆にテクニカルになって「今回のビートはより複雑だぜ!」とか
内省的なアピールとして「今回は生音との融合だぜ!」とか言い出すと一気にこの手のジャンルはつまらなくなりますからね・・・。
まぁちょっと過去の例を思い返すと今回のアルバムの次を考えると不安ではありますけど。

ガンバ!!

星、3つ
★★★

2010/03/08

ハートロッカー



















はい、光子です。今回紹介する映画は「ハートロッカー」です。
以下、yahoo!映画さんによるあらすじ。

2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり……。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id335594/



このblogを初めて2週間くらい、客観的にみてもsteve bugさんやJegaさんを扱うスタンスというのが非常に微妙なわけでして
ここで思い切って先ほど発表されたアカデミー賞を総ナメ映画「ハートロッカー」の感想でも一つ。

はい、このタイミングに乗ってこのblogも便乗します!!
※ほぼネタばれです。


さて、映画の感想ですが、

「終始、緊張の連続で目眩がするようなラスト」

という感じです。

で、素晴らしいのが冒頭の20分なんですね。
ここで「はい、爆発物処理の説明するよ〜」っていう分かり易い説明が入ってくるんですね。

爆発物は危ないから遠隔ロボットを上手く使いましょう!!』
爆発物のスイッチのコードを切れば爆発しないからまずはコードを切ってスイッチを探しましょう!』
『反米の方々もそこらかしこにうろついているんで、周りの人も注意しましょう!』
『やむ得ない場合は爆発物処理用の防護服を着ていざという時のために自分の身を守ってね!』

という、もの凄く色んな方から怒られそうな噛み砕いた説明ですが、
そんな全く知識のない光子でも「なるほど、ここを抑えればとりあえず危険は回避できるんだな!」と観ていていたのも束の間、

冒頭の20分の爆発物処理のシーンでいきなり『失敗』するんですね(チラシの写真シーンはこれです)。

ジュゴーーーン!!!!!!!!


「防護服着てる方、いきなり死んどるがな・・。意味ないがな・・・。」


と、最後の爆発物処理の説明として


『マジぬるくねーから・・・。』


というわけで冒頭の説明のシーンで軽く放心状態に陥った光子でした。
まさに素晴らしい演出。


さて話としてはジェームズ君という方が新メンバーとしてこの爆発物処理班に新しく入隊したところから始まるわけでして
まぁ新入りなわけですから初任務の際に「お前びってじゃねーよ!」
仲間にからかわれるジェームズ君ですが、
このジェームズがかなりのとんでも野郎だったんですね。

冒頭で爆発物は危ないから遠隔ロボットを使いましょう!!」というルール無視して

「うんなもんは、使わねー。俺が自分でやるから早く防護服を着させろ!」とか言うですね。

光子的には遠隔ロボット君の見た目とか動きとか操作とかが結構愛くるしく、
そのキュートなたたずまいに思わず「きゅんっ!」ってなっていたのですが、
ジェームズ君の一言でその後一切出番なしという

「ただ単に説明だけに使われていたヤツ」という酷い扱いでショック!!

で、ジェームズ君のこの行動、
劇中の中でもそうですが、冒頭のあのシーンを観てしまった観客全員が
「ちょっ!オマ!!勝手に動くなよ!」とドキマキした事でしょう。
そんな気持ちも露知らずジェームズ君、全くもっておかまいなしなんですね。

しかも非常に冷静に「サクサク!」って芋掘りのように爆発物処理するんで

「こいつ、ただもんじゃねー!!」と思うと同時に
この単独行動にはかなりぐったりしてしまいました。

こんな感じでジェームズ君の色んな単独行動によって爆発物処理以外の活動をしうる隊員さん達ですが、
それを観ているこっちも常に緊張の連続で休む暇がないんですね。

ただ唯一、ホッコリしたシーンは
命からがら戻ってきたジェームズ君含む爆発物処理班の方々が酔っぱらってジャレあうシーンがあるんですね。
まぁそのジャレ合いが「腹に向けて思い切り殴り合う」というコミュニケーションなんですが・・・。
「体育会系のよくある光景かなぁ」って苦笑していたのも束の間、
ジェームズ君がキレてすぐに本気の喧嘩になるんですね。
で、やっぱただの喧嘩ではなく

「お前、俺の事ナメたらぶっ殺すからな!」

と、もうジェームズ君の目がマジなんですよ。
「正直、この映画休まるところ一切ないわ〜」と本気でぐったりしました(まぁこの喧嘩も一応冗談ですみまたけどね)。

ただあまりの緊張の連続のせいか、
終盤になるにつれて

「ジェームズ、あんたもっと無茶しなさいよ!!ほら、誰か爆発物処理班の邪魔しなさいよ!!」

と、光子自身が狂いだすんですね。
まぁ馴れてくると麻痺するといいますか・・・。

という今回のテーマにも繋がるのですが、
この一番の最初に字幕で「War is drug」という文字が出るんですね。
「戦争は中毒。そして人を狂わせる」というのも一つのテーマだと思うのですが、
終盤「やれやれ、ドンドン!!」だった光子もそれを見せられたラストには軽く目眩が起りフラフラな状態で映画館を後にしました。

正直、この作品を観る前は「爆発物処理の話が映画として果たして面白いものか?」と半信半疑だったのですが、
前評判通り『映画としても』非常に面白い作品だと思います。
アカデミー賞、総ナメも伊達じゃない!

とは言っても個人的に今年観た映画の中で一番面白かったのが『マッハ!弐』ですけどね!!

という事で前述通り、非常にヘヴィな内容なので一人で観る事をお勧めします。
むしろデートは絶対ダメですよ!!

星、7つ
★★★★★★★

2010/03/04

どぶろっく



僕の言いたい気持ちをすべて代弁してくれている、どぶろっくさんです。

女子は眺めるだけの関係が一番幸せな気持ちになれるな〜、
という本音をソフトに歌い上げてくれていて好きです。
あ〜最高だなと思います。

あきらか男根主義一直線なのですが、
ファイナルロマンスの目指す男子の負の青春=妄想を再認識させてくれます。

星4つ

ONODEN

2010/03/03

Jega - Variance













光子です。今回、紹介するのはJEGAさんの「Variance」というアルバムです。
以下、ListinJapanさんからの紹介文です。

エイフェックス・ツインの登場に端を発した、UKエクスペリメンタル・テクノ・シーンの拡大。——90年代初期から後期にかけて、彼の後に続くかのように、ミュー・ジック/ルーク・ヴァイバート/スクエアプッシャーといった奇才が続々と登場する。それは、イギリスのみならず世界各地へと波及し、今やテクノ界において最も注目を集めるシーンとなった。そして、ジェガもそこから登場したひとりである。

http://listen.jp/store/artist_25261.htm


通算3枚目の「Variance」というアルバムですが、
前作から9年も経っておりまして御茶の水のJanisさんのエレクトロニカコーナーに「しれ〜っ」と置いてあったのをみて思わず発狂した光子です。

注)因に本日2回目によるAmazonの購入ボタンをクリック!!なぜならクレジットカードをもっておらず前回はコンビニで払い損ねたから!!THEずぼら!!

そう前作「Geometry」(2000年)も御茶の水のJanisさんでたまたま手に取った作品でして今じゃi podなんぞ使っておりますが当時はカセットテープに録音してこの作品を聞いてました。







JEGA - Geometry

当時、DJ Kenseiさんの影響でHIPHOPからアブストラクトそしてエレクトロニカという音楽の興味にシフトしていった光子ですが、当時言われていた一つのキーワードとして「HIPHOPミーツエレクトロニカ」と呼ばれのものがニョキニョキと出始めた頃でありました。その当時、HIPHOP的なアプローチの電子音楽の決定打としてNINJA TUNEからリリースされましたEAST FLATBUSH PROJECTさんの「TRIED BY 12」というコンピがありまして、元のHIPHOPのオケをAutechreさんFunkstrungさんがバキバキの電子音でリミックスするという企画でありました(豆知識&自慢げ!!)。







EAST FLATBUSH PROJECT「TRIED BY 12」



この作品も含め『DJ Kenseiさんがお勧め!』というレコードに関しては必死で探しまわったというのは今となってはいい思い出ではあります。

今思ったのですが、Dj Kenseiさんがやっていた「インドープサイキックス」って字面だけみると凄いネーミングセンスですね。


インドープサイキックス


さてJEGAさんの「Geometry」もDJ Kenseiがチャートに上げておりましたが、「HIPHOPミーツエレクトロニカ」というよりかは「格好いいブレイクビーツに電子音、そして胸が躍るようなメロディライン」という、頭でっかちだったり勢いだけのアーティストが多いエレクトロニカという作風の中でも素直に好きと思える作品でもあります。

因みに今回のリリース元でもあるμ-ziqさんの「planet-μ」というレーベルは、
「JEGAさんがきっかけでこのレーベルを始めた」という逸話もあるようです。

確かに「格好いいブレイクビーツに電子音、そして胸が躍るようなメロディライン」というスタイルはμ-ziqさんの得意分野なところでもありますが、
μ-ziqさん場合は「格好いい半分、過剰な音の処理による恥ずかしさ半分」となかなか評価が・・。

まぁこの人いつの時代も大味なんすよね!!
はい、大好きですYo!!!

その点、JEGAさんの「Geometry」はμ-ziqさんの作品と違って細かいところもあり今でも素直にいいと思えるアルバムであります。

と、今回の「Variance」というアルバムですが、
流石に9年ぶりという事もあって光子、すっかりJEGAさんの存在を忘れていました!すまそ!!

ただこのアルバムは2003年に制作途中段階でネットに流出したようで
今回その音源を再編集、リマスタリングを経てやっとこさリリースに繋がったようです。


非常に可哀想な事件ですが、
どうせエロ動画サイトを深いところまで攻めていた結果でしょう。

「ニホン ノ クルミモリシタ ニ アイタイヨウ〜」

まぁ光子の勝手な妄想なんで置いといて、
今回の「Variance」というアルバムは非常に2003年作成という事もあり逆に今の時代には新鮮に感じ、かつ前作以上にきめの細かいワークを堪能できる作品となっております。
特に冒頭の一曲目からフルートみたいな笛の音から職人的ともよべるビートシークエンスには脱帽ものでございました。
ただPrefuse73さんみたいなボイスサンプルを使ったり、しどけない女性ヴォーカルのネタものを使ったり、エレクトロニカの雄でもあるボーズオブカナダさんが得意とする「北欧のオーロラ」または「イギリスの朝焼け」みたいな上モノがあったりしまして、聞いているとむずむずと当時を思い出し、甘酸っぱくもなりました。

ただこの作品をだした結果、「現在のJEGAさんのアルバムを聞いてみたい」というのが正直な本音でもあります。
次は今年中とか来年あたりに是非、新作を!
まってるど!!

星、4つ
★★★★

Berlin Kreuzberg Institut

Berlin Kreuzberg Institut
どうもemperorです。レビューではないですが、一つお薦めを。
ミニマルテクノ、ハウスのpodcastです。
itunes storeから「Berlin Kreuzberg Institut」で検索してみてください。
全て聴いていないのですが、
09/12/25にupされた
BKI-19 :: Mo’s Ferry Xmas Xclusive :: 25. December 2009
が素敵です。(特に中盤)
steve bugに通じる要素がてんこ盛りですよ。

光子さんが言うところの、
>キック、スネア、ハイハットのリズムのバランス(配置、配列)
ジワジワ寄せてくるかんじが、辛抱たまらんです!!
ん〜かっこいい。

2010/03/01

Steve Bug - COLLABORATORY
















光子です。今回、紹介するのはSteve Bugさんの「COLLABORATORY」というアルバムです。

以下、テクニークさんのアルバム紹介文です。

待望のニュー・アルバム!CD盤!!今年10周年を迎え100リリースを超えた、DJに定番の人気名門レーベルPoker Flatを主宰し、ジャーマン・テックハウス・シーンのパイオニアとしてシーンを牽引するお馴染みのSteve Bugによる、実に6年ぶりとなるニュー・アルバム「COLLABORATORY」が完成!!!タイトル通りあらゆるアーティストをコラボレーションした今作。レーベルのアーティストCleやSimon Flowerをはじめ、CASSY、DONNACHA COSTELLOなどの才能と融合し非常に完成度の高い仕上がり!!!!話題です!!!

http://www.technique.co.jp/item/58052,PFRCD24.html


6年ぶりとなるニュー・アルバムとの事ですが、恥ずかしながら今作で初めてSteve Bugさんの音楽にちゃんと接したわけでして、というのも話が6年前に飛ぶのですが・・・。

当時、私は大学生で音楽を聞くサークルに入っておりまして、
そう楽器を演奏するのではなく「音楽を聞く」という活動をする非常にジメジメしたサークルだったのですが、
当時、サークルのテクノ好き連中がこぞって

「今だったらSteve Bugが一番いいね!」

という会話を小耳にしていたわけですが、
どうも20歳そこそこにありがちなヒネくれた自分が居たらしく

「他人の好きな音楽なんてゼッテー聞かねー!」

というよく分からないポリシーを持ってまして、
もちろん聞きもせずにあーだこーだ決めつけるのは何だかなと思いましてレコード屋さんで何となく視聴してみたのですが、

「わっ!地味!!この何者でないテクノ感、苦手!!」

という、時代の最先端かつ一風変わったものが好きだった自分にとってこの直球過ぎるミニマルなテクノに
「うん、これは今の自分にはいいや!」とそっとレコードをお店の棚に戻したのでした・・。


もの凄く愛情もかけらもない話でしたが、
そんな思い出もありつつ手に取った今作。

聞いた瞬間、

「わっ!地味!!この何者でないテクノ感、かっこよす!!」

「ただ単に苦手を克服しただけじゃん!!」という突っ込みが聞こえてきそうですが、

「そうこれがテクノってもんだよ。どやっ!分かったか!!」

という堂々した楽曲に今だからこそグッと拳が上がってしまったのです。大人になったのね、光子!偉いわ!!

何と言ってもこの強靭なグルーヴ感はなかなか凄いです。新しい何かや、特別変わった音を使っている印象はなく、なんでしょうこのキック、スネア、ハイハットのリズムのバランス(配置、配列)による手腕というのでしょうか、それが絶妙にマッチされていてとんでもないグルーヴを生み出しているのです!まさに熟練の技!!(←「スゲー曖昧な考察だね」という突っ込みはなしでお願いします!)

また初めて通しで聞いた際には

「シンセなどの鳴りものが微妙にダサい・・。というかセンスねーじゃねーか?」

とゲラゲラ笑っていたのですが、
何回か繰り返して聞いてますとこの微妙なシンセにうま〜くリズムが組み合わさってよりとんでもないグルーヴを生み出しているよう聞こえてきます。
もちろんもうちょっとシャレた感じとか現代っぽい感じも欲しい気もしますが、まぁこれはこれで一つの魅力と言っていいいのではないかと思います。


ダサくてもいいじゃない、テクノなんだし!!

さらにこのアルバム、トラックも幅広くデトロイトチックだったり、ジャジィーなピアノが入っていたり、ディープなトラック+女性ヴォーカルだったり、
ラストの「Cherry Blossoms」という曲では「初期AFXライクなメロディにSteve Bugさんによる重量感抜群のブレイクビーツが乗る!という、かなり相性悪くて微妙な楽曲になっていたり「ラストのラストでこの感じは何?」と色々と嫌いになれません、このアルバム。
「地味だけど、良作」ではなく「良作だけど、地味」とでもいいましょうか?
そもそも
新しさは皆無だけど「ボトムはしっかり!」なので、逆にいつでも聞ける良作だと思います。


星、4つ
★★★★