はい、光子です。
今回紹介するのは、SUIKENさんの『Development』というアルバムです。
はい、秋葉原のタワレコに行きましたら、
大したPOPもなく、なにげなーく置いていたこのアルバム。
申し訳ないけど、
「ほぉー、suikenの新作か・・・。」
というよりも
「何このジャケ!!」
「しかもこのジャケで3,000円って何よ!!」
「1,500円にしなさいよ!!」
という見た目の第一印象はもちろんありましたが、
試しに聞いてみたんですね。
そしたらですね、ハードロック調というかプロレスの入場曲調な
1曲目の「BRAVE HEART」から光子の胸を鷲掴みされたんですね。
「誰かが作る道を歩かない/みたいな無頼/自分らしく、気概あるなら実際/誰にもこれをやめさせない/誇り高い/カルチャーへの愛」
リリックを羅列するだけだと、非常にありがちなリリックだと思われてもしょうがないんだけど、
シャカゾンビやブッタブランドの客演で光子を非常に熱くさせてくれて、
そこから10年以上未だにラッパーとしてマイクもっているsuikenさんが、
改めてこう「カルチャーへの愛」とか言うと、ほんとね、非常に言葉一つ一つに重みがあるっつうか、こっちもこっちで聞いていて熱くなるんですね。
なんか映画「レスラー」を思い出しました!!
予告編だけでも泣けますね!!
ラムジャム!!
こう日本のヒップホップもさんぴんCAMPからもう14年くらいたっているわけで、
そりゃあ皆さん、それなりに年を取って、相も変わらずダボダボの服とベースボールキャップを被りながら「職業=ラッパー」ってのも本当に失礼ながら「大変だよなぁ〜」て勝手に思っておりましてね・・・。
だって本場の海外のラッパーとかでも50過ぎて現役バリバリで、コンスタントに良作を出している人っても少ないじゃないかと。
ある意味、若者の文化としてのイメージのHIPHIPだったんですが、
これからは「おっさん達が、おっさんなりの言葉でどうRAPしていくか?」という聞き処もあるのかな?と思ったりもする今日このごろです。
さてアルバムの話に戻りますが、
非常にバラエティに富んだ楽曲が揃った今回のアルバムですが、
中でも光子が存じ上げてなかったLOSTFACEさんという方のトラックが非常に面白くて好きですね。
変な四つ打ちの「SO FAR SO GOOD」や、DJ shadowさんの「Organ Donor」を組み替えたような「AROUND THE WORLD」。
この2曲ともに非常に足腰がしっかりしているといいますか、
ラップが乗るという前提で作られた「これこそHIPHIPのトラック」だよなと。
特に「SO FAR SO GOOD」にはsuikenさんのラップの上手さに思わず唸ってしまいましたね。
まぁこんな事、書いたら
「オメー何、分かった事言ってんだよ!殺すぞサラマンタ!!」
という熱心なB-BOYや
「こいつ最近のHIPHOP全然聞いてねーな。」
という日本語RAPマニアの皆さんからお叱りを受けそうですが、
まぁそこは寛容に受けとめてね!!
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