2010/03/03

Jega - Variance













光子です。今回、紹介するのはJEGAさんの「Variance」というアルバムです。
以下、ListinJapanさんからの紹介文です。

エイフェックス・ツインの登場に端を発した、UKエクスペリメンタル・テクノ・シーンの拡大。——90年代初期から後期にかけて、彼の後に続くかのように、ミュー・ジック/ルーク・ヴァイバート/スクエアプッシャーといった奇才が続々と登場する。それは、イギリスのみならず世界各地へと波及し、今やテクノ界において最も注目を集めるシーンとなった。そして、ジェガもそこから登場したひとりである。

http://listen.jp/store/artist_25261.htm


通算3枚目の「Variance」というアルバムですが、
前作から9年も経っておりまして御茶の水のJanisさんのエレクトロニカコーナーに「しれ〜っ」と置いてあったのをみて思わず発狂した光子です。

注)因に本日2回目によるAmazonの購入ボタンをクリック!!なぜならクレジットカードをもっておらず前回はコンビニで払い損ねたから!!THEずぼら!!

そう前作「Geometry」(2000年)も御茶の水のJanisさんでたまたま手に取った作品でして今じゃi podなんぞ使っておりますが当時はカセットテープに録音してこの作品を聞いてました。







JEGA - Geometry

当時、DJ Kenseiさんの影響でHIPHOPからアブストラクトそしてエレクトロニカという音楽の興味にシフトしていった光子ですが、当時言われていた一つのキーワードとして「HIPHOPミーツエレクトロニカ」と呼ばれのものがニョキニョキと出始めた頃でありました。その当時、HIPHOP的なアプローチの電子音楽の決定打としてNINJA TUNEからリリースされましたEAST FLATBUSH PROJECTさんの「TRIED BY 12」というコンピがありまして、元のHIPHOPのオケをAutechreさんFunkstrungさんがバキバキの電子音でリミックスするという企画でありました(豆知識&自慢げ!!)。







EAST FLATBUSH PROJECT「TRIED BY 12」



この作品も含め『DJ Kenseiさんがお勧め!』というレコードに関しては必死で探しまわったというのは今となってはいい思い出ではあります。

今思ったのですが、Dj Kenseiさんがやっていた「インドープサイキックス」って字面だけみると凄いネーミングセンスですね。


インドープサイキックス


さてJEGAさんの「Geometry」もDJ Kenseiがチャートに上げておりましたが、「HIPHOPミーツエレクトロニカ」というよりかは「格好いいブレイクビーツに電子音、そして胸が躍るようなメロディライン」という、頭でっかちだったり勢いだけのアーティストが多いエレクトロニカという作風の中でも素直に好きと思える作品でもあります。

因みに今回のリリース元でもあるμ-ziqさんの「planet-μ」というレーベルは、
「JEGAさんがきっかけでこのレーベルを始めた」という逸話もあるようです。

確かに「格好いいブレイクビーツに電子音、そして胸が躍るようなメロディライン」というスタイルはμ-ziqさんの得意分野なところでもありますが、
μ-ziqさん場合は「格好いい半分、過剰な音の処理による恥ずかしさ半分」となかなか評価が・・。

まぁこの人いつの時代も大味なんすよね!!
はい、大好きですYo!!!

その点、JEGAさんの「Geometry」はμ-ziqさんの作品と違って細かいところもあり今でも素直にいいと思えるアルバムであります。

と、今回の「Variance」というアルバムですが、
流石に9年ぶりという事もあって光子、すっかりJEGAさんの存在を忘れていました!すまそ!!

ただこのアルバムは2003年に制作途中段階でネットに流出したようで
今回その音源を再編集、リマスタリングを経てやっとこさリリースに繋がったようです。


非常に可哀想な事件ですが、
どうせエロ動画サイトを深いところまで攻めていた結果でしょう。

「ニホン ノ クルミモリシタ ニ アイタイヨウ〜」

まぁ光子の勝手な妄想なんで置いといて、
今回の「Variance」というアルバムは非常に2003年作成という事もあり逆に今の時代には新鮮に感じ、かつ前作以上にきめの細かいワークを堪能できる作品となっております。
特に冒頭の一曲目からフルートみたいな笛の音から職人的ともよべるビートシークエンスには脱帽ものでございました。
ただPrefuse73さんみたいなボイスサンプルを使ったり、しどけない女性ヴォーカルのネタものを使ったり、エレクトロニカの雄でもあるボーズオブカナダさんが得意とする「北欧のオーロラ」または「イギリスの朝焼け」みたいな上モノがあったりしまして、聞いているとむずむずと当時を思い出し、甘酸っぱくもなりました。

ただこの作品をだした結果、「現在のJEGAさんのアルバムを聞いてみたい」というのが正直な本音でもあります。
次は今年中とか来年あたりに是非、新作を!
まってるど!!

星、4つ
★★★★

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